Voyage en France_Vol.5

旅はボーヌ後半。いよいよメインの叙任式へ。の、その前にボーヌの中心の街を散策しました。
Vol.5ぐらいでこのシリーズは終えようと思っていたのですが、倍ぐらいになりそう。でも、楽しみにしてくださっているお声も聞こえてくるので、最後まで完走したいと思います。笑。

これまでの記事はこちらから。
Voyage en France_Vol.4

ボーヌの中心街はこじんまりとしていてとても見やすいです。宿泊していたホテルからも10分弱ほどの距離でした。
ワインのイベントごとに、いえ、イベントでなくてもこの小さな街と偉大なワインの村を目指して世界中から集まってくるのですね。

Hostel Dieu (オテルデュー:慈善修道院)

ワイン好きな方ならば何度か目にしたことのある、この特徴的な色使い&デザインのモザイク模様の瓦屋根。
15世紀に大法官ニコラ・ロラン氏が建設した無料の施療院。1971年まで実機能していたそうです。
現在は病院の跡地として残していること、そしてワインの歴史を知る観光名所となっています。
年に1度、11月の第3日曜日を中心に「栄光の3日間」と呼ばれ、オスピス・ド・ボーヌ名義のワインのオークションが開催されるのだとか。一晩で20億ぐらいが動くそうです。。。


「Hostel Dieu(オテル・デュー)」は「神の家」「市民病院」を意味するフランス語のようですが、別名「貧しきもののための宮殿」と言われたこちらの施設。貧しくあっても豊かに無料で医療が受けられるように、と慈善事業によって建設された場所です。

並ぶベッドの様子は圧巻、と共にとても重い空気を感じました。ちゃんと自分の軸を感じながら観られるといいのかな、と思います。

両サイドにあるベッド、ぐるりと一周で見渡せる部屋の造り、正面の祭壇。横になったままでも祭壇の方へ祈ることができるように、と設計されているそうです。

ついつい、ディテールが気になります。照明も素敵。

今で言う調剤薬局のような場所。
日本でも店舗展開が目覚ましいフランスのOfficine Universelle Bulyの内装イメージもこのような雰囲気からもきているのでしょうか。

維持費は寄付された葡萄畑から生産されるワイン販売によって病院の経費に充てられ、今現在も別の場所に建設された病院があり、この地での収益はその資金に充てられているそうです。
施設内のお土産売り場でもワインを購入することができます。

ホテルの部屋はこちらのフォトプリントの壁紙でした。

街で触れる人、お店、とても優しく豊かに感じます。年配者も多く、とてもおしゃれ。
優しい心遣いのサインはこんな感じにも。「鳴らしてね、ヘルプするよ」とブザーがついています。いろいろなお店にこれは貼ってあり、各店舗イメージに合わせたデザイン・色合いでありました。

土曜日のマルシェへ

翌日はちょうど土曜日で朝マルシェの日。

街の中心にたくさんの新鮮な野菜や果物、パン、チーズ、オリーブ、お惣菜、が並びます。
全ての量が多いのですが、ホテルの部屋ランチで食べたいほんのちょっとだけの量を量り売りの場所で言ったら「これだけ???」と笑われました。私たちも近所に住んでいたら大量に買いたいのよ。。。

最も心惹かれたのは蚤の市!アンティーク好きにはたまらない。
規模は小さめでしたが、欲しいものがたくさんありました。。。これまた重いものばかりで断念。
アクセサリーなども可愛いものがたくさんあり、安い!!晩餐会用のアクセサリーをうっかり荷造りに入れ忘れてしまった姉も、素敵な3点セットを購入していました。

メリーゴーランドにワクワク。

ホテルの部屋に戻り、マルシェで買い物をしたオリーブやフルーツでランチ。
どれも美味しかったのですが、最も感動したのは無花果。日本の無花果とは全く違い、濃厚でぎゅっと甘みが凝縮した果実味が素晴らしいものでした。あああ、持って帰りたかった・・・。

そんな時間を過ごしながら、夜の晩餐会に向けて準備を始めたのでした。

Continuer・・・


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