1日に何回トイレを利用するでしょうか。部屋と同じぐらい、自分らしく居心地のいい空間だといいですね。
トイレは限られたスペース、世界観を表現しやすい空間だなあ、と思います。
素敵なお店に伺ったとき、案外トイレに心遣いがなくて、あらら、、、と小さく物足りなさを感じたりすることありませんか。
それは驚くような内装がいいというわけではなく、ちょっと上着が掛けられるとか、バッグが置けるとか、水滴が点々とすることなくてが拭けるとか、痒いところに手が届いているような、人の動作に理解があるような配慮といいますか。
スムーズに動ける配置というのはとても心地よいものですよね。
店舗だけでなく、家のトイレもとても重要な場所。
昔、「トイレにはそれはそれは綺麗な神様がいる」という歌がありましたね。日々、排泄したものを受け止めてくれるトイレ、心を込めて毎日掃除をしていたいものです。
経営者がトイレを掃除するとさまざまな巡りがよくなる、ということもお聞きしたことがありますしね。
「要な場所」であります。
我が家のトイレも一掃してみました。
ずっと変えたい、と思いつつ、自分の家のことはついつい後回しになりがちです。構想から数年経過したような気がします。。。
そのために、家の収納も見直しました。なぜかというと、トイレの収納を無くしたかったから。
収納は全て繋がっています。一つの箇所だけでなく、ここのものを動かすためには、ここを空けて、という感じにスイッチしていく必要があります。
トイレのドアを開けた目の前に、ちょっとした収納があるのでここを全出しして見直しを。家族だけならばその収納のひと棚で十分。掃除用品もペーパーストックもそこに収納することにしました。
全体の完成はこんな感じに。
壁紙が古くなっていたので変えたいと思っていたのと、腰壁にしてみたかったのですよね。
壁紙はスウェーデンの輸入クロス @sandberg、腰壁は @farrowandballのペイント(#242 PAVILION GRAY)で。
壁紙はこの2色で迷ったのですが、ちょっとクセ強めが欲しかったので思い切って濃い方に。ヒグチユウコさんの世界観のような感じが好きなのと、トイレのドアも濃紺に塗っているので、便座に座った時に空間が完成する感じにしたかったのです。
腰壁はあまりモールディング要素が前面に出てこないようにシンプルにしたかったので、厚い板をくり抜くだけにしました。伝わるでしょうか。青い部分だけが木部です。
今まで横面の壁に付いていたペーパー用のボックスも本来の場所へ設置。(これは思い出深いアイテム。アメリカから帰国されたN様が使っていらして。同じものをいただいてしまいました!)
上はちょっとした棚にもなるので、お気に入りのものをディスプレイしたり、やめてみたりをこれから楽しみたいと思います。
収納棚を外してみてわかったのですが、奥のほうがとても暗い。。
トイレの照明が収納と扉を避けて入口手前の方に付いているのですよね。
せっかくなので夜はタッチで点灯する照明を置いてみたりしています。壁紙を照らしていい感じに。
この小さな世界観が、とても日常を満足させてくれます。
インテリアデザイン、内装のあれこれは私、設備と内装施工はオット、何より設備屋さんなので便器を外すことも同時進行で施工できることがメリットです!!
そろそろトイレをなんとかしたいと思っている方、ぜひおすすめです〜〜。