思い描くインテリアは内装材が決め手

どんなインテリアにしたいですか?と、その質問に明確に即答できる方はよほど普段からこだわりが強いのだな~~と思います。曖昧な質問なのでされるほうも困ると思いますが。。

○○スタイルや○○テイストという枠に当てはめるのはどちらかというと苦手(というか、あまり信用していない。。)なので、求められているニュアンスやお互いの頭の中を共有できる何か(昔は雑誌や洋書でしたが、昨今ですとSNSやインテリアに特化したポータルサイトが手っ取り早いのでしょうか)をぱらぱらと提示しながらスタートすることも多いです。スタート地点とは異なる着地点になることも多々。

床・壁・天井、すべてに手を加えられると理想的ですが、予算の関係、時間の有無、未来の予測などから総合的に考えてプランを立てます。なかなか厳しい現状もあります。実際にはそのほう(内装材を変えない)が多いですし、与条件に合った最高なセレクトを出来るのが腕の見せ所でもあります。笑。

でも、あとこの先何年??思い描くインテリアの中で、日々心地よく過ごして生きていきたい!と思うならやはり追求されたほうがいい、と年齢を重ねてきた今、切に思うのですよね。(自宅をやっと着手し始めたのでより感じるのでしょう。)

昨年、完成した金沢のN様邸はマンション建築の前から打合せを始め、間取り、床材の選定、クロス、建具(ドアなど)もすべてセレクトしました。もちろん新築のタイミングでなくとも、リノベーションでそれは叶います。

明日は竣工写真撮影に入らせていただくことになり、あれこれ装飾品の選定をしてきました。そもそも金沢のお住まいに似合うものをセレクト(今回はCs Atelierさんにリースをお願いしました。)していますが、なんとなく自宅で雰囲気を撮影していると、昨年変えた壁と石の床にもとても合う~~♪好きな世界観だな~~とうっとり眺めながら、そうだ、前の床(以前のフローリング)で撮影してみよう!と隣のベッドルームにそっくりそのまま移動してみると、、、あ、あ、合わない・・・。非常に合わない。。
下の写真、マダムのお顔も少し元気がないように見えます。笑!

石の床としっくりん
以前のフローリング

まあ、当然のことではあるのですが、やはり小物に至るまでその空間にベストなセレクトやバランスがありますよね。床壁の面積は大きいのでそれに与える影響はもっとも多い。イメージ先行でテイストばかり追い求めても、それが今の家と暮らしに、そして自分に本当に合うかどうかは冷静に見極めていきたいものです。

さてさて、前ノリで撮影へと出発です♪

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