造作家具とアクセントクロス【リビング_2】N邸

4連休、いかがお過ごしでしたか。何もなければオリンピック一色だった想定の連休、、、この状況下にどこにも行くことはなく新しい案件のリモート打合せや自宅の改装をして過ごしました。(←またブログでご紹介します。)

金沢の案件も連休前にようやく完成し、家主のN様は連休前に届いたアメリカからの荷物を開梱されているご様子でした。いやあ、大変な最中だと思います。「倒れそう・・・」とおっしゃっていました。。。
お忙しいなか早速に、少しずつ荷ほどきされた現状の写真を送ってくださいました。注文されていたサラグレースさんの家具も入り、家らしくなってきました。

今日はリビングのTVボードについて。図面はこちらの④の部分。
これまでのリビングの記事はこちらから。
「造作家具とアクセントクロス【リビング_1】N邸」

素材が交差するTVボード

腰壁とアクセントクロスをどこまで貼るか、何度かイメージを作り打合せをしましたが、最終的には図面のブルーのマーキングのある部分に廻しています。TVボード周りには、両サイドの腰壁、アクセントクロス、テレビ背面のエコカラット、造作家具、天板の人造大理石、と多くの素材が交差します。最後には壁に接するテレビボード天板の三方のコーキングの色もこだわって。職人さんはしっかり白とグレーを使い分けてくださいました。(正面と両サイドの三方)
ちょっとしたところですが、後から後悔しないために押さえたい大切なところなです。

施工中の様子

背面のエコカラットは玄関に貼ったものを繰り返しました。素材や色が増えると生活のリアルなモノが入ってきたときにごちゃごちゃしますので、(目指すインテリアによりますが)ベースである内装材は多用しすぎないほうがベターです。
TVボードの天板は、両サイドの腰壁と造作家具は同じ色なので、やんわりグレー味を含んだ人造大理石(コーリアン)を採用しました。マントルピースの下台も同じ素材で繰り返しています。

また、ちょっとわかりにくかもしれませんが、TVボードは遠目で見ると宙に浮いているようなイメージになるように、巾木は奥行きに対して中央より奥の壁に寄せました。巾木が手前にあるより軽量感が出てすっきりとします。

巾木の高さは重要なポイント

床と接する巾木がとてもいい感じに窓枠下↓にはまりました。巾木を高くすると部屋に高さと奥行きが生まれ、部屋全体を広く見せます。特にクラシカルな雰囲気にしたいときは大切なポイント。日本の巾木は低すぎて、少々チープな感じになりがちです。モールディングの組み合わせを駆使して程よい高さのものになりました。
造作家具の設置はわかりやすい変化ですが、巾木を変えるだけでも部屋の雰囲気はグンと変わります。あとは壁をペンキで塗ったりしてみたら、新鮮な部屋に生まれ変わります。高さは変えていないけれど、私も自宅で実験済み。オススメです。

モールディングを組み合わせた巾木

思い出のマントルピース

トップ画像のマントルピース、内側にエコカラットが貼られているのですが、実はN様と共同作業で貼りました。。。職人さんにご指導いただきながら、なかなか上手に貼れました。私も初めての体験でしたが、N様と設計の方と連携プレーで楽しみながら作業しました。あとからきっとこのときのことを思い出すでしょう。N様の発案で共同作業のサインも最後に入れて。笑。

もう少し、つづきます。。。

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