海外暮らしから日本へ、帰国移住の準備

海外暮らし、なんだか憧れてしまう響きです。。。カリフォルニアから日本へ帰国されるN様、ご夫婦ともに日本人でいらして、25年以上もアメリカでビジネスをされ、今もカリフォルニア在住でいらっしゃいます。

いろいろお話を伺っていると、長年海外で暮らしていらした方々の中には、引退にはまだまだ早いけれど、老後は日本で、とその準備を早々に始める方も多いとか。その場合の日本での住まい探し、相続のこと、年金のこと、国を跨ぐといろいろとありそうです。。。
私ができることは帰国後の日本での住まい・収納やインテリアをいかに過ごしやすくするか、という点だけではありますが、長く日本を離れていらした方にとって、今の日本の住宅事情は海外から見ると不思議なことが多々あるようです。。。特に新築マンションは制限や仕様が決まっていて、海外暮らしが長い方にとっては(そうでなくても??)、打合せを進める間もひとつひとつの素材にもう少しなんとかならないものか、と感じていらっしゃる様子が垣間見えます。ドアノブひとつにしても、戸建て注文住宅ならそれぞれの仕様やパーツを探して取り付けてもらう術はありますが、新築マンションは3つぐらいのパターンから選んで一斉納品されることがほとんど。選ぶ面倒がなくていいのですけど、こだわる方にとってはいまひとつ・・。ツヤツヤ、ツルツル、シート貼り、質感が似たようなものしかないのが現状で、すべてを変えようと思うとかなりの費用と労力です。

在米しながら打合せを

また、新築マンションは購入から引っ越しまで2年近くかかるもの。引っ越しまでの住まいはそのままに、遠隔操作?をしてただきながらその間の打合せや仕様変更の細かな希望、担当の方とのやりとりを代行して進めることもしております。重要なポイントでは同席をお願いしますが、ある程度お任せしていただければ、代わりにオプション会へ参加することも可能です。

インテリアオプション会同行

昨年12月に設計変更の打合せを済ませ、建物の建築のほうもだいぶ進んでいるようです。今回は機能的な点やカーテン・照明などを決めるインテリアオプション会に同行いたしました。
以前の記事はこちら・・・「新築マンションの設計変更」
もちろん、私はインテリアだけではなく「収納」も重視していますので、設計の段階から「収納設計」もいたします。前回は間取りの中の収納設計でしたが、今回はより深く、収納内部のプランニングを。

今回もN様のご帰国に合わせて、多忙でいらっしゃるスケジュールの合間をぬって2回ほど濃い打合せをいたしました。これまた、場所も素敵なところにて。この日はラグビーの日本代表のチームも宿泊の様子で、エレベーターで屈強な方々にお会いしました。私はあまり詳しくなく、、、アイルランド戦に勝ったばかりでしたので、N様はお祝いの言葉を伝えられていました。

今回の壁面造作家具はベッドやマントルピースを含んで7カ所。なかなかのボリュームです。ホテルでの打合せは実際のベッドルームのプランにもとても役立ちます。照明計画やベッドの高さ、サイドテーブルのサイズ感など、一緒に確認しながら打合せをすることができました。その他にも壁紙や内装材、インテリアの仕様も決めていきます。(インテリアコーディネートのお手伝いをしているサラグレースさんのお客様でいらっっしゃるのでテイストはすんなりと。)

壁紙はSANDBERG社よりセレクト

あっという間の滞在期間、でも充実した打合せとなりました。制約のあるなかでもN様の理想にぐんと近づけられるように構築してまいります!!
完成は来年、オリンピック前あたりと思います。まだ時間があると思っていても、時の経つのは早い。。。決められるところからパっと決めてまいりましょう。

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