ホテルインテリア拝見【京都嵐山 翠嵐】

年を跨いでしまいましたが、12月に京都を旅しました。
とても素敵な体験でしたので、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

マンションリノベーション&収納設計をさせていただいたN様と、同じ誕生月というご縁もあって夢のような京都旅にお誘いいただきました。こんなにゆっくり京都を訪れたのは20年ぶりぐらいなのではないかしら。。。まして、京都を、いや、日本を代表する素敵なホテルに宿泊させていただきました。

「suzukuriさんのお仕事の参考になるでしょう」とお招きいただいたのですが、これが本当にもう。。。1年分のご褒美が詰まったような体験でした。2泊させていただいた宿泊先をそれぞれに紹介させていただきますね。

京都嵐山 翠嵐

嵐山はきっと中学生の修学旅行以来だったのではないでしょうか。もう記憶にもありませんでした。。。
京都駅の在来線ホームで待ち合わせ、JR嵯峨嵐山駅へ。1泊目のお宿「翠嵐」まで、なんと人力車でのお出迎えです。

人生初の人力車、思っていたような前傾もなくお尻の下も暖かくて快適なのです。イケメンで屈強な俥夫さんがなんとも頼もしく優しく対応してくださいます。京都といえばここでしょう、という景色を見ながら、途中撮影スポットで写真を撮ってホテル前まで私も荷物も運んでいただきました。

ホテルに荷物を預け、近くにある世界文化遺産の天龍寺へ。代表する「達磨図」はインドから中国に渡って禅宗を始めた「達磨大師」を描いたのだとか。インパクトのあるタッチです。


1年中、季節のお花が楽しめるお庭を散策しながら、N様おすすめの精進料理「篩月(しげつ)」さんでランチ。ちゃんとした精進料理は初めてで、丁寧な仕込みの技を堪能しました。

手入れの行き届いたお庭を横目に、いよいよチェックイン。

案内され、低層で離れになっている部屋へ向かいます。
部屋へと続く少し長い廊下、突き当たり正面はガラス窓で光が入り、先への期待が高まりまるような小さなお庭が見えます。この正面が窓でなく壁であったとしたら、ホテルへの印象と部屋へのワクワク感は全く違いますね。

お部屋の入口には低い位置に行燈、ドアを開けた正面には低い位置にダウンライトが当たっていて、床の間のような設えがあります。照明の配置が低いことで、心からしっとり感じてとても落ち着く空間です。

そして、お部屋の中へ。味わい深い露天風呂&お庭付きのお部屋です。

造作家具は黒塗りで内装もシックな組み合わせ。赤いポイントが効いています。ベッドの背面の壁面、襖幅のデザインがあるだけで、お部屋もグッと締まり和の雰囲気になります。
外国人観光客に大人気なのだと思います。

チェックインの際に、誕生月のお祝いにサプライズでバラの花をいただき、お部屋に飾りました。
そこまで計算されているのかどうかわかりませんが、シックな部屋にポイントとなる赤が増えました。柔らかく座る場所を照らすライティング。テーブルにあたる照明は半分ぐらいまでで、壁の陰影が安らぎを与えます。
カーテンは壁と同系色で「地」となり、黒い引き戸がより際立ち印象に残ります。格子の引き戸は上部のラインを揃えつつも、室内と外で色が異なるのもコントラストが素敵です。

私はお部屋の雰囲気や空間が心に与える効果について書かせていただきましたが、N様のブログにはお食事の様子やホテルリワードの世界が書かれています。こちらからどうぞ。

そして2泊目のホテルは「パークハイアット京都」へ。
N様はどの部屋に宿泊できるのか前日にわかったようで、意味深に「明日のお楽しみ♪」と言われました。
これがまた素晴らしいのでした。つづく・・・

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