well-beingなこれから

SDG`sが浸透し、「well-being(ウェルビーイング)」という言葉もだいぶ耳慣れてきました。翻訳で調べると「幸福」となりますが、その意味は「心身が健康で満たされている状態であり幸せ」とより深みを感じます。

この言葉が登場したのは1946年に世界保健機関(WHO)が設立されたときからなのだとか。
世界保健機関憲章では「健康とは、完全な肉体的、精神的、及び社会的に良好な状態(social well-being)であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」と定義されています。
日本語への変換はニュアンスが難しいのだと思いますが、ここで言う「健康」は社会的に良好な状態で全てが満たされていて持続している、という広い意味になるようです。

空間デザイン心理学®︎を学び、マーティン・セリグマンによって創設された「ポジティブ心理学」という分野を知りました。これは「考え方がポジティブ」という短絡的なものではなくネガティブなことも含めて「人が幸せに生きること」について科学的に研究された学問です。より善い生き方や可能性による自己実現、といった感じでしょうか。
その柱となる5大要素、頭文字をとって「PERMA(パーマ)」と呼ばれ、定義されています。

*Positive Emotion ポジティブな感情
*Engagement 何かへの没頭
*Relationship 人との豊かな良い関係
*Meaning and Purpose 人生の意義や目的
*Achievement/Accomplish 達成

ちょっと年始から真面目な内容になりましたが。。。笑

あまり「しあわせ」とか「幸福」というキーワードを文章に使うことは好みではないのですが、「well-being」はすんなりと入ってきたように感じます。(あ、私は英語が堪能なわけではありません。。。)
「Happiness」という感覚ではなく、きっとその先への想像力や深みを感じるからなのかもしれませんね。

これからのsuzukuriは、そのような日々でいられる空間づくりを『空間デザイン心理学®︎』を使って構築し、誰かの暮らしがwell-beingな方向へと変えてしまえるようなことになっていくといいな、と思います。
収納の仕事はこれまでもその要素は高いのですけれども、インテリアにおける好みやセンスよりもっと大切なことがあるな、ということを感じています。

Holstee社の社訓

そんなこんなを書いていると、一時期話題になっていたHolstee社の社訓を思い出します。2010年ごろのことかしら?私も感動してポスターを購入し、ずっと家に飾っています。

画像はキッチンの壁にグリーンのペンキを塗った時に自分で撮った自宅写真、懐かしい。。。
初めてこの社訓を知った時には感動しました。今ではすっかり私の指針となっているようにも思います。言葉のチカラってすごいです。

画像が見にくいのでこちらに全文を。

日本語訳もありましたので残しておきますね。

これはあなたの人生です。
自分の好きなことをやりなさい、そしてどんどんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければやめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。

人生をかけて愛する人を探しているなら、それもやめなさい。
その人は、あなたが好きなことを始めたときにあらわれます。
考えすぎるのをやめなさい、人生はシンプルです。


すべての感情は美しい。
食事をひと口ひと口味わいなさい。
新しいことや人々との出会いに、心を、腕を、そしてハートを開きなさい。
私たちは、お互いの違いで結びついているのです。

自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているのか聞きなさい。
そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。
たくさん旅をしなさい。
道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。

ときにチャンスは一度しか訪れません。しっかりつかみなさい。
人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作るもの。
だから待っていないで作りはじめなさい。

人生は短い。
情熱を身にまとい。自分の夢を生きよう。

久々に読んで、購入した頃を思い出しながら再び感動してしまいました。あの時よりもじんわり沁みます。いつ読んでも色褪せない。ふふふ、社訓ですものね!笑。
一文、一文、その通り!そうありたい!!と心に響く。。。こんな社訓を作れるなんて、いい会社なのでしょうね。

動画もあったので入れておきます。

感じ方は人それぞれだと思いますが、私はこれからの可能性を再び感じることができました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
2023年の幕開けのタイミングに寄せて。

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