部屋の家具配置、しっくりときていますか?
なんだか落ち着かない、いつも居る場所が定まらない、購入したくてもサイズがわからない、とレイアウトに悩んでいらっしゃる方って結構いらっしゃいます。
「初めまして」とお伺いしたとき、最初の直感をとても大切にしています。人間は順応性が高いので、しばらくその環境に居ると「こんなもんかな〜〜」と慣れてしまう。
まして、毎日を過ごしている家だと、日常は景色となり「ここになぜこれが置いてあるのか?」という疑問さえ持てなくなりますね。
「家がなんだか落ち着かない・・・」その原因は家具の配置にあるのかもしれません。
先月からお伺いしているN様、家という空間だけでなく、スケジュール管理やお金の管理(?)をも整えるお手伝いをしています。そこまで委ねて信頼していただけるのは本当に嬉しいものです。
日々、なんだかモヤモヤする原因はたった一つのことではありません。いろいろなことが複雑に絡み合い、過去から繋がってきていることが「今・現在」を作り出しています。
家にあるモノもそうですね。過去から蓄えてきたモノたちで部屋は構成されてきています。
当初のお悩みはお子様(5歳双子・男児)のおもちゃの片付けや日常のやんちゃさにあるように見受けられましたが、空間デザイン心理学®︎で学んだLDNメソッド™️も受けていただき、理想の空間をヒアリングさせていただくと本質が見えてきました。個人情報なので詳しくは書けませんが、通常のヒアリングだけでは見えてこない、N様の大切にしたいことがやんわりと視覚化されて共有できるのです。
大前提には「部屋が整っていること」や「シンプルな思考」で「ルールがあること」を求められていました。
空間を整えるためには、ただ手を動かしてモノの位置を変えるだけではリバウンドしてしまいます。大切なのは思考も少しづつリセットしていくこと、ここに戻ればいいよ、という軸を作ることを並行して行っていくことが必要であったりします。(個人差があります。)
そのための片付け作業と空間デザイン心理学®︎的な視点を加えつつ、家具レイアウトを大幅に変えました。
主なポイントとして、一つは廊下にあったハンガーを室内へと移動したこと。これによって玄関を開けて目に見える景色が大きく変わりました。
そしてもう一つは、リビングのドアを開けて入ると最初に目にする窓辺。(腰高窓)ここにはウワッとおもちゃラックがありましたが、そのラックの棚数を変えて収納量を増やし、それらをキッチン側と和室側に分散移動して窓辺に空間を作りました。
リネンのカーテンが揺らぐその窓辺がなんとも爽快。次にお伺いしたときには、早速2人掛けのソファを購入されていました!お部屋に入った時の印象もかなりいい感じです。これだけでも寛げる意識がうまれ、疲れが和らぐようです。
今現在は賃貸でいらして、近い将来お引越しも考えられているため、なるべく今あるものを活かしながらのレイアウト替えでしたが、配置を変えると新鮮な気持ちにもなりますね。
レイアウトを変えた後、N様からのご感想。
「おもちゃの整理ができてすごく嬉しいです!(略)時間の無駄とモヤモヤがひとつ消失しました。
希望の光を差していただき本当に感謝しております。そして楽しいです!!」
この言葉、本当に嬉しかったのです。
日に日に部屋も心も変化していかれる様子が目覚ましく、そして頼もしくもあります。
もう少し整えて、そろそろ卒業のときを迎えられそうです。