鴨川で拝見した移住者の暮らし、2か所目に訪れた住まいはセルフビルドで建てられた山奥の家でした。
鴨川移住者の暮らし_その1はこちらから。
H様に「後ろをついて来てね」と言われ、車はどんどん山奥へ。途中ガリガリと小枝などにぶつかりながら(泣)、到着した晴れやかなロッジ風の建物。ランチの予約をしておいてくださいました。
いのちをつなぐごはん「るんた」さんへ。
一度聞いたら忘れないネーミング「るんた」とは、チベット語で「風の馬」という意味だそうです。天空高く駆けのぼり、人々の願いを天まで届けてくれる存在なのだとか。
一物全体、身土不二
ランチは完全予約制。
□一物全体(いちぶつぜんたい)・・・ありのままの姿の状態のこと、食材を余すことなく丸ごと全部使用する。皮を剥かない、精白しない、根菜の葉を使う、など。
□身土不二(しんどふじ・しんどふに)・・・「身と土、二つにあらず」、人間の体と人間が暮らす土地は一体で切っても切れない関係にある。その土地のものを食すこと。
の考えのもと、メニュー構成をされています。
穀物(ヒエ・アワ・キビ、キヌア、などなど)とお野菜で目もお腹も大満足なお食事です。味噌・醤油・みりん・梅酢に至るまで、調味料も全て麹から手作りされたもの。満ち満ちたエネルギーが身体にじんわり浸透していく感じ。粒ひとつ残したくない、美味しく完食しましたよ。
もともと都内で暮らしていらっしゃったそうですが、2007年から移住。セルフビルドの家は伐採した木と土を使いって時間をかけてご主人様と。苦労の跡を忘れないように、と入り口の壁はわざと中身と工程がわかるような状態になっていました。
伺った時にもご主人様が、調味料などの小屋を作る準備の音がしていました。雑誌「住まい」や「&Premium」などでも取り上げられています。
そしてさらに感動なのは気持ちのいいテラス!!この日は雲ひとつない青空で、思わず大の字になって寝転びました。マスクも外して深呼吸。生き返ったような気持ちになります。
美味しいランチの後は、これまたすごいスケール感の場所へ。前回から噂には聞いていましたが、いや、本当にすごかった・・・。
→つづく