ホテルインテリア拝見【Hyatt Regency 東京ベイ】

先週は新浦安の海沿いにある「Hyatt Regency 東京ベイ」へ。

先日も竣工写真を撮影させていただいたN様とちょっとした打ち合わせ。金沢、東京、とこれまでの案件の打ち合わせはいつもN様が宿泊されているホテルやそのラウンジでさせていただいてきました。新しいホテルの内装はsuzukuriさんにとってもインテリアのいい勉強になるでしょう、とのN様の計らいに心より感謝です。プライベート含め海外生活の長いN様の視点をお聞きすることはインテリアにとどまることなく、私に深い学びを与えてくださいます。
クリスマスへの気持ちが全く高まっていない日々でしたが、ホテルに入った瞬間に実感することができました。

エントランス
スタンダードがホクッとします。

ホテルの一室というものはとても限られた空間。その限られた部屋を心地よくどのように配置するのか、造作家具をどのように造り込むのか、照明設計はどうするか、クローゼットの在り方は?などなど、いつも私なりの視点でチェックしていきます。最近、習得し始めた「空間デザイン心理学®︎」の視点も加わり、扉を開けて部屋に入った瞬間の第一印象もこれまで以上にとても慎重に拝見していきます。

最近の特徴でしょうか、収納がオープンであったり、扉で仕切れるようになっていたり、空間に開放感を与えながら有効的に使う手法が見られます。以前、金沢で宿泊させていただいた「Hyatt Centric 金沢」もクローゼットの造り方が新鮮でした。そのときのブログはこちら。

緩やかに空間を仕切りながら、オープンにすれば広々開放的、扉の開け閉めもなくスペースへのアクセスもいいので身体的な負担も少ないですね。部屋によりますが、普段の生活の中にも上手に取り入れたいポイントです。
下記の3枚はオープンの洗面・バスルームと寝室を間仕切る引き戸の変化。

テレビ周りの間接照明、上下にぐるっと回っているとより浮遊感があります。ベッドのヘッドボードにも入っていることが多いですね。N様宅のベッドヘッドボードには全てにお入れしました。

壁面は海のイメージなのか、その先の窓一面にも海が広がり、一望できるお部屋はゆったりとした時間が流れます。夕陽もとても綺麗で、沈んでいく様子をずっと眺めていられます。

なかなか収束しないコロナ状況は安心できませんが、先月からの忙しさにホッと一息できる瞬間でした。

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