暮らしの目線で。

先日、銀座近くにマンションを購入されたN様のお引渡しがありました。こちらの案件はコーディネーターの方が付いていらしたのでsuzukuriは協業?のような形で少しお手伝いをさせていただきました。

完成を楽しみにしていたのですが、すでにコロナ禍の真っ只中。伺うことは遠慮させていただきましたが、完成後の写真を送ってくださいました。また落ち着いた頃に、ご新居を拝見できるようなタイミングがありましたらお邪魔したいと思います。

どんなことをさせていただいたかというと、

*造作収納家具の設計アドバイス
*仕上げ内装材の確認やアドバイス
*変更箇所の再検討
*打合せへの同席
*第三者目線(←これ、重要だったりします)

などなどです。

男性一人暮らしのインテリア、限られた空間にダイニングセットを置くことは避けて広く使う意向、キッチンカウンターを延長して食事や仕事までもできるような造作家具を希望されていました。

もともとセンスよく空間認識が高い方なので、打合せもとてもスムーズです。アドバイスさせていただいた中でもっとも喜ばれたのは、造作するキッチンカウンターの下部に収納をプラスすることをオススメした点。

すぐ横に収納庫があるのですが、扉を開けるというひと手間が面倒に感じられるときもあります。
出しっぱなしになりがちな生活感をにじませるもの、それらを払拭するには色があるものなどはなるべく隠せるように、テーブルの上に出ているモノの逃げ場があることは嬉しいものです。ティッシュやカトラリー、ランチョンマット、持ち帰った郵便物を開封するカッターやハサミ、ちょっと記入するペンや付箋、電卓などもあるかもしれません。日用品を厳選して、ボックスやトレーなどに入れてス~~っと入れられると嬉しいですね。

また、リビングダイニングの壁紙はブロックタイル調を希望。エコカラットも検討されていましたが、賃貸に出す可能性も多分にあるそうなので壁紙で。
先にセレクトされていたプリント柄が少々フェイク感が強かったので、より好みに合いそうでリアルに見える壁紙を選びなおしました。プリントにはもちろん限界はありますが、探してみるとかなりの種類があって奥深いものです。

パーソナルチェアとオットマンはアメリカで購入されたとか、ラグもご自身で購入されていらっしゃいました。

N様のアイデアで隣の建物からの目線が気になると設置されたバルコニーの目隠し。大正解だったそうです。

第三者が入るメリット

どちらかというとトランスレーションするような動きでしょうか。
暮らす方に「こうしたい」という理想の形があってもプロの方にどのように伝えたらいいのか、セレクトするメーカーはどこがいいのか、を深く理解しあうのは難しい場面もあります。プロの側からすると第三者が入ることによって時間の短縮にもなります。双方の事情がわかりますから、言いにくいことも代わって伝えられます。今回、とてもいい関係性とバランスでお手伝いすることができました。
また、こだわりの強い方にとって日本特有な、インテリア業界の提携だけで納めすぎる仕上げは満足できないもの。。。BとCの間、そんな役割があってもいいと思います。「それはできない」と断られた場合の受け皿はいくらでもあります。「組織上できないこと」って結構あるのです・・・。

造作家具のちょっとした仕上げでもその見た目や使い勝手は大きく変わります。引出の構造ひとつとってもインセット引出を入れたりすると引出の深さが有効的に使えて、ちょっとした嬉しい収納になったりします。収納とインテリアの視点から、間に立って双方に「翻訳」するような中立な立場でアドバイスをしています。

もちろん、オンラインで間取りや図面検証もいたしております。第三者目線が必要に感じたら、お気軽にご相談くださいね。

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