10月も最終日。先月9月半ばのことでしたが、名古屋〜三重へ行ってきました。宿泊先はVISON。ひと山全てをこの施設の宿泊者や近隣から訪れる人々のために切り拓き、どちらも楽しめるような主軸のある施設でした。
こちらはリトリート施設のように数日の連泊して、ゆったりここだけで楽しむ場所なのでしょう。私たちは夕方に到着して翌日の朝にはチェックアウト。。これではちょっともったいなかったようです。目的は他にあったので致し方ないのですけれども。
全体図はこんな感じ。
ホテル棟、温泉施設、アトリエやミュージアム、子供たちが遊べる木育エリア、食を楽しむエリア(発酵文化を学べるそう:味噌蔵、三重の日本酒、漬物、昆布蔵など)、バル巡りストリート、スウィーツを楽しむエリア、広大な農園で収穫を楽しめたりもするようです。
これは1日では無理ですね。。。もっと調べてから行けばよかった。
それでも夜のバル巡りはしっかり前もって予約しておいたので、一緒に行ったメンバーでキャンドルの明かりのもと語り合う、とてもいい時間を過ごせました。
お部屋もシンプルでゆったりできる空間。ベッドスペースと水回りが壁で仕切られているので、音も気にならなくていいのです。温泉があるので室内のお風呂には入りませんでしたが、浴槽の窓はL字になっていて、半露天風呂にもなります。とても気持ちよさそう。傾斜面にホテルがあり、上下からも隣接するお部屋からもしっかりプライバシーは守られています。
「くるみの木」
どこも閉店間近だったので全体を駆け足で巡りましたが、ふらりと入ったライフスタイルショップがとてもいい感じ。
ついつい長居をしてしまい、奥にあるミュージアム「暮らしの参考室」も閉店ギリギリにもかかわらず「ゆっくり見てください」と開けてくださいました。
造形作家の内田剛一氏と「くるみの木」オーナー石村由起子さんによる空間演出。内田さんの作品は前職で扱っていたこともあり、どんな空間演出をされているのか興味津々。奥のスペースでは10分ほどのふんわり暮らしのメッセージ性を込めた動画も見入ってしまいます。
お店に入った瞬間に惹かれていた竹のコーヒードリッパー。この日の思い出に購入してしまいました。写真もいいけれど、モノは思い出と共にここに存在していてくれます。
毎朝コーヒーを淹れるたびに、9月に訪れたVISONのこと、一緒に行ったメンバーのことをあれこれ思い出させてくれます。コーヒー色と相まって使い込むほどにいい感じになっていくのでしょう。日本の手仕事の素晴らしさ、きめ細やかさ、美しさに惚れ惚れします。
またゆっくりと訪れてみたいVISONです。さてさて今年もあと2ヶ月。ここから年末まではあっという間に過ぎていくイメージ。
来春は新しいことを始める準備ができるのではないかしらと思案中。きっと構想を考えている時が一番楽しいのでしょうね。まだ見ぬ未来にいいイメージを持ちながら、軸足を持って流されずに過ごしましょう。