MAISON&OBJET PARIS

毎年、パリで開催されるインテリアの国際展示会「メゾン・エ・オブジェ」。行ってみたいと思いつつ、一度も訪れたことはありません。。。さわりだけでも垣間見てみたく、日本橋高島屋で開催されている展覧会へ行ってきました。

内容は3部構成。1部は過去にデザイナーズ・オブ・ザ・イヤーを受賞、活躍されている21名の作品。プロフィールと共に、過去にデザインした椅子と照明、そして壁面デザイン。一同に見られるなんて!整然として見やすく、じっくり巡りました。

2部は「WHAT’S NEW?」新しい作品で創造された空間、トレンド満載です。テーマは「ELEMENTS OF NATURE」、キュレーターによるセレクト、見応えのある空間でした。

中でも気になったこちら↓↓↓の椅子???不思議な存在感。レーダーのような、太陽時計を連想するような。遠くからも触って見たくなる素材の質感、大理石を削ぎ落としたのではないかしら???どこにも継目がないように見えました。

自然要素への回帰、住まいへ取り込む需要はますます高まっていくのでしょう。

バイオフィリア仮説

心理学を学ぶ中で習得した学びの一つ、人間はDNAレベルで刻み込まれた自然や生物(バイオ)そのものに愛情(フィリア)を持ち続けているといいます。人々が森林から出て暮らすようになったのはここ数万年である上に、都市生活でのストレスや増大する情報量によって疲弊しているのだとか。豊かな自然環境に癒しを求める傾向はますます必要になってくるのだと思います。グリーン、天然木、暖炉の火、植物や動物の気配のあるもの、共存していることで本能的に癒されているのですね。

自然との対比

3部は35歳以下のデザイナーによる次世代の作品。日本のクリエーターと、注目される海外のクリエーターと対面するように展示されていました。どの作品もハッとさせられる新しい手法や感度がありました。私が思わず注目してしまったのは塩ビ管を美しい花器へと変化されていたこちら。

ゆっくり熱を加えながら造形していくようですが、薄さを出したところのグレーの色がなんとも綺麗でした。ふふふ、覗き込むとマエザワのパーツ、ロゴマークをこちらに向けてしっかり底を蓋しているのも面白い!!のでした。(写真にうまく写らなかった・・)

開催店舗・期間
日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
3月3日(木)→3月21日(月・祝)
入場時間:午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)
入場料:¥500
※最終日3月21日(月・祝)は午後3時30分まで(午後4時閉場)

今後、京都髙島屋、名古屋タカシマヤを巡るそうです。

日本橋髙島屋はマンションオプション会の登録コーディネーターをしていたことがあり、打ち合わせで来た際などにこのエレベーターに乗るのが楽しみでした。笑。
乗り込む前のゲート感、重厚さも相まってワクワクします。乗り込んだ扉内のガラリ?が海外のエレベーターのよう。そして昔懐かしいエレベーターガールの方が健在でその動きが美しく優しく、なんだかこの場に踏み込んだだけで豊かな気持ちになります。入り口の天井も素敵です。ずっと残っていてほしい建築とその要素ですよね。
行かれた際にはチェックしてみてくださいね。

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