やっと秋冬らしい気候になってきましたね。四季それぞれ、その季節らしさを発揮してくれないと、気持ちが少しざわっとしてきます。巡る気候が順調に感じられるとホっと安堵しませんか。
寒くなってきたから、というわけではありませんが、リノベーションの案件で暖炉を希望されることが続き、ショールームを拝見してきました。インテリアショップや飲食店でも見かけるようになった暖炉、取り入れる方が増えているようです。また、コロナ禍で在宅時間も増え、TV画面に動画配信でずっと焚火の様子を流している、という方も多いとか。キャンドルの灯だけでもずっと見入ってしまうくらいですから、暖炉で炎がパチパチと燃える様子は癒し効果もより高く、落ち着くのでしょう。
これまでまったく知識がなかったので、お客様に同行してショールーム見学へ行ってきました。
電気式暖炉
イタヤランバーさんの東京ショールームは広尾にあります。輸入の電気式暖炉を中心に、造作キッチンや水回りの水栓金物が展示されていました。そちらも素敵なものがたくさん展示されていました。
電気式暖炉はフェイクと思えないようなメラメラとした炎を楽しみながら、温風暖房の機能が備わっているタイプもあるので機能的です。薪ストープタイプもあり、パチパチとした音や水蒸気が出てくるタイプなどもあります。
何より安全で取り入れやすいのがいいですね。基本的にはコンセントを差し込むだけ。
メンテナンスもないので、売却や賃貸に出される可能性がある場合など、どんな方にも喜ばれるのではないかと思います。
バイオエタノール暖炉
eco smartさんの東京ショールームは青山と西新宿にあります。
こちらはリアルな炎。植物を使用したバイオ燃料を使っているので、排気のことは気にしなくて大丈夫とのことでした。有害な物質を発生することなく、カーボンニュートラルな燃料とのこと。サスティナブルな暖炉です。
周りを囲む素材を不燃材にすれば、戸建てはもちろん、マンションでも設置可能です。
メンテナンスは必要です。収納視点から考えると、購入する燃料(20L単位)をストックしておく場所も考えて置いたほうがいいと思います。
エコスマートさんの他にこちらの会社も輸入されているようです。(←音声が流れます)ショルームは福岡にあるようです。
どちらのタイプも同じように人気上昇中のよう。思っていたよりずっと取り入れるハードルは低いように感じました。暖炉のある暮らし、憧れます。
これまでモールディングだけのフェイク暖炉スペースは何回か造作したことがありますが、リアルな暖炉は初めてです。壁に埋め込むことができたり、部屋のコーナースペースに置いたり、とニーズに合わせてバリエーションがあるのでより需要も高まりますね。
取り入れたことのない素材はワクワクしますし、知識が増えていくことが嬉しく感じます。
現在進行中のリフォーム案件では「フラット35」の申請手続きの窓口にもなってみたりして、学びの多い11月でした。笑。