先日、一度訪れてみたかった上海へ。
主にフランスの租界(外国人居留地)でもあった上海は、川沿いにクラシカルな洋館が立ち並ぶしっとりとした街でした。
今回の滞在目的は3つ。
◇家具工場視察
◇上海のリアルライフ(特に収納)が見たい
◇上海の最新インテリアデザインを学ぶ
現地で暮らす元上司に案内していただき、学びに繋がるそれはそれは最新&最前線スポットをこれでもか!!というほど、たんまりと見させていただきました。
世界をまたにかけての多忙ぶりのなか、そのアテンドに心から感謝です。
3回に分けて、その様子を報告させていただきます。
まずは工場視察から。
上海発の家具ブランド「STELLAR WORKS(ステラワークス)」へ。
入ってすぐにあるミーティングスペース。
こちらの椅子がもっとも売れているそう。
工場は木材の管理から切断→削り→加工→塗装→張り込み→検品→完成、そして工員さんの食堂に至るまで、すべてを見させていただきました。
椅子座面の周囲はよくヒザ裏に木枠のあたりを感じて長時間座るとイタくなることがありますが、こちらの椅子は世界品質の硬めなウレタンを使用。
座り心地もいいのです。
工場内はどこもとても片付いていて、管理も行き届いている様子が見られました。
工員さんのドリンクフォルダも整列していてなんだか可愛い。
ファクトリーブランドであるステラワークス、そしてその子会社(ファニチャーラボ)では、名だたるブランドのショールームの家具や、ホテルや商業施設の環境家具など手掛けています。
工場内の製作中のアームチェアには、どこかで見たことのあるロゴが・・・。
頑丈な木枠に守られ、世界への出荷を待つ家具。
椅子に換算すると、月約3500脚の生産可能力を備えるファクトリー。
オーナーは日本人です。日本の技術者も定期的に監督に入られているそう。
上海という土地柄を活かし、ヨーロッパのデザイン性を取り込み、日本の技術や品質で維持をし、そして中国で生産することでコストを適正に抑えられた家具なのでしょう。
これまで日本にもその拠点はあったようですが、昨年12月に本格的に日本支社ができたようです。
これからどのように展開されていくのか、その動向も楽しみです。
気に入られた家具がございましたら、suzukuri(すずくり)でもご注文いただけますよ。
ふたつ目の目的、「【上海】間取りと暮らし」へ続きます。。。