こんにちは、収納視点で間取りを考える「すずくり」(suzukuri)です。
今日もハラハラと雪が舞った関東地方ですが、みなさまのご近所は大丈夫でしたでしょうか。春が待ち遠しいこのごろです。。。
先日、リフォームプランのご依頼をいただいたS様。
ご提案時のポイントをこちらでも少し。
いわゆる中廊下式の間取りのマンションです。
ざっくりとですが、今現在は下記のような間取りです。
自宅オフィス兼アトリエに。
主なご要望は、自営業のご夫婦二人暮らしなので、生活空間とオフィス空間を分けたいとのことでした。
プラス、奥様は陶芸もされるので、これからのためにアトリエも欲しい♪
現在の住まいの脱衣所には収納がないそうで、できれば洗面脱衣スペースを広く取りたい。
家事動線も効率よくしたい、などなど。
今現在、最初の図面を見ていただくとベッドルームはウォークインクローゼットのあるお部屋ですが、この際バルコニー側にしてもいいとのことでしたので、ゾーニングを思い切って分けました。
収納率は倍近く
現在の、間取りに対する収納率は8%未満。
ご提案のリノベーション案になると15%ほどにまでアップしました。
「収納率」とは、家全体に対する収納部分の割合。
単純にパーセンテージが高ければいいというものではありません。。。
その収納が「効率のいい収納か???」という点がポイントです。使いやすい奥行き、幅、なるべく取り出しやすいように収納物に寄せたサイズが理想的です。場所にもよります。
ロフトやドカンと大容量の収納に惑わされないようにご注意を。
間取りは3Dでクルクルと見られます
鳥瞰図はこんな感じに。
最近は3Dアプリをダウンロードしていただければ、製作した3Dをお送りして、リノベーション後の家の中へウォークスルーで入れるようになります。
とても便利です~~!!そして、とても喜ばれます。
ご家族で具体的に確認できて、イメージもすぐに伝わります。
どんなものを収納するか
手書きですが、実際にお伺いして採寸&アイテムをカウントして、リノベーション後の新居へ反映していきます。
収納用品やどんなふうに仕切ればいいか、棚板は何枚か、充電用にコンセントが必要かどうかなども考慮して。
なるべく収納しきれるように間取りを考えますが、モノの量によってそれには限界があることも。。。
その場合は入りきらないという事実をお伝えします。
新築・リノベーション時の「収納設計&間取り」プラン、収納視点で考える必要のあるお宅はとても多いように感じています。
一生に何度もない家づくり、すっきりと快適に過ごせるように失敗したくないですね!