先週、初めて試写会&トークショーというものに当選して、
映画「ル・コルビュジェとアイリーン〜追憶のヴィラ〜」を観てきました。
夏ごろにイラン映画の「セールスマン」をBunkamuraで観たときに告知を観て、
10月に公開かー、観たいな~~と思っていたら、あっという間に10月!!早いですね。
試写会は世界遺産にも登録をされているル・コルビュジェ建築の国立西洋美術館にて。
登録している「Houzz」さんのサイトで試写会の抽選をされていて、申し込む際のお題は、
「ル・コルビュジェまたはアイリーン・グレイの好きな建築や家具の作品をコメント付で教えてください。」というものでした。
記憶が間違っていなければ、まだ私がインテリアの勉強を始めたころ、「池袋西武」で開催されていたル・コルビュジェ展を見に行き、「ロンシャンの礼拝堂」の中に入って見られる様子を再現していました。
室内の様子を再現して、その自然光の入り方を体感できるような一部を原寸大の展示で表現していたと思います。
その印象を素のままにコメントして、締切前日に応募、見事当選しました!
どちらにしても当選するってうれしいものですね。
実際の建築もいつか是非見に行きたいです♪
映画は意外にも、コルビュジェのとても人間臭い嫉妬心をあらわに表現されていて、しかも映画の手法が面白く、見ている私たちに向いて、意地悪な顔でその気持ち・本心を語りかけるので、憎しみが増すというか。。。笑!!
比べて、アイリーン・グレイの切ないほどの潔さや貫く美学が対照的に描かれていました。
これまで勝手に描いていたの人物イメージとは異なるので、ちょっとショックもあります。
その後のトークイベントでは、世界的なアイリーン・グレイの研究者と言われるアイルランド国立博物館のキュレーターの方と映画の翻訳家の方とのトークショーでしたが、映画の内容はかなり綿密な調査と事実に基づいて描かれている、と話されていました。
「住宅は住むための機械」というコルビュジェに対し、アイリーン・グレイは「住まいは営みを包む殻」と表現する。
男性建築家と女性建築家の視点の違いも面白いです。
10月14日〜Bunkanuraル・シネマから全国順次公開、
さらに11月上旬にはアイリーン・グレイだけの映画も公開されるようで、さらにその人気が高まりそうですね。
建築家つながりですが、
その中の見どころで、野外展示に原寸大の「光の教会」が再現されるそう。
体感できたことは深く記憶に残ります。
是非、会期中に行ってみたいと思います。