未来を予測する収納計画

先日、ご新築予定のお客様の収納間取り相談のご依頼をいただきました。
ご主人様がとても収納への意識が長けていらして、とてもイメージがしっかりとできていらっしゃいました。

家族のモノがもっとも集まるリビングダイニング。
今のお住まいでは、脱いだ上着や衣類、幼稚園バッグや通勤バッグが散乱しがちだそう。お客様の御宅に収納作業に入らせていただくと、よく拝見する光景です。

もとの図面はこちら。

全体的に奥行きの深い押入れサイズの収納が目立ちます。押入れサイズはお布団収納に適していますが、リビング・ダイニング周りは工夫が必要になり、上手に活用できない方が多いのが現状です。

ご希望をお聞きしつつ、LDK周りはこのような収納になりました。

3Dにするとこんなイメージです。

アフターはこんな感じに。

目線が気にならない場所

来客時にも見えにくいキッチン側からオープン収納を設け、この場所を有効活用することになりました。上下にパイプ2段を設置、お子様が小さいうちはご自身で衣類を掛けられるように、幼稚園バッグなどの置き場も定位置になります。
リビング側には勉強やパソコン、携帯の充電などもできるデスク&シェルフを設置。
このような逃げ場があると、ダイニングの上にお子様の勉強道具や郵便物など常時モノが乗っているという状況が回避できます。

家族の未来と寄り添う収納

キッチン側からの収納は、ご主人様のご希望で二人の男の子が成長し部活などで食欲旺盛になったときを予測して、冷凍庫置き場を確保することを想定。ハンガーパイプの下段を外せば、冷凍庫が置ける寸法にしました。配線を入れておくことを忘れずに!
家族の変化・成長に伴って考える収納計画はあくまで予測のつく範囲ですが、そうなってから後悔しないように家族の未来を想定しながら考えます。

その他、寝室クローゼットや廊下の収納も見直し、思い通りの間取りになったと大満足のご様子でした。
実際の暮らし方やモノが入ったことをイメージしながら行う収納設計はご新居やリノベーション時には必須です。

是非、ご相談をお待ちいたしております。

 

収納設計のご相談はこちらから。

 

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