お子様の成長とともに
ご新居のマンション購入時にインテリアのお手伝いをさせていただいた15年来のお付き合いになるお客様から、お子様の成長に合わせた造作家具のご依頼をいただきました。
昨年は壁を塗ったりもしています。
その時の記事はこちらより→→→「壁を愛でる子どもたち?」
長くお付き合いさせていただくなかで、ご家族の暮らしの変化にこうして再び関われることをとても嬉しく感じます。
お子様が成長すると、持ち物も、お部屋での過ごし方も変わっていきます。
今回は、今お使いの家具を生かしながら、収納と作業・勉強スペースを整えました。
それにしても、、いつ伺ってもスッキリと片付いていらして、3人のお子様がいる住まいとは思えません。。。
今ある家具と、自然につながるように
新しく製作する家具は、お手持ちの家具と慎重に色合わせ。
落ち着いたブラウンの木目が空間になじみ、以前からそこにあったような一体感に。
大切に使ってきた家具と、新しい家具が自然につながることを意識しています。

窓際のデスクにつながるように作業台を設け、L字に使えるスペースになりました。
勉強やパソコン作業をしながら、隣に資料を広げたり、本を置いたり。
使える面が増えることで、過ごし方の幅も広がります。

教科書を、さっと取り出せる収納に
吊り戸棚の下部には、よく使う教科書のサイズに合わせたオープン収納を設けました。

毎日使うものは、扉を開けずにさっと取り出せる場所へ。
使い終わったら戻しやすいことも、収納を考えるうえで大切にしているポイントです。
上部は扉付きの収納にして、見せずに収めたいものの置き場所に。
すぐに使うものと、しまっておきたいもの、それぞれに合った収納を組み合わせました。
優先順位もつけやすいですね。

作業台の下にも棚を設け、壁面の上から下まで収納として活用。
中央には椅子に座るための足元の空間を確保しています。
お部屋の凹凸にも、柔軟に対応
マンションのお部屋には、梁や柱による出っ張り、壁の段差、給気口など、家具を置くときに工夫が必要な場所があります。こうしたお部屋ごとの条件に柔軟に対応できることも、造作家具のよさです。

給気口の働きや使い勝手を妨げないよう位置を考え、梁や壁の凹凸に合わせて寸法や形を調整。
既製品では納まりにくい場所も、空間に合わせてすっきりと整えることができます。
今回も、壁面の形状や既存の設備との位置関係を確認しながら、使いやすさと見た目の美しさを両立する納まりを考えました。


暮らしの変化に合わせて、住まいを育てる
造作家具のよさは、置く場所だけでなく、しまうものや使い方に合わせて考えられること。
すべて自由設計なので、打ち合わせに時間を要したりしますが、満足度が違います。
収納量を増やすことと同じくらい、日々の動作が自然につながること、そして、お部屋全体が心地よく整うことを大切にしています。今あるものを生かしながら、今の暮らしに合う形へ。
お子様の成長とともに、この場所もまた、ご家族の日常となじんでいきますように。