2018年、すずくり(suzukuri)最初のお仕事は「収納サポート」から始まりました。
年末にお引越しされたK様。
2014年、まだK様お一人暮らしのとき、渋谷区中心部のそれは素敵な高層マンションにお住まいでいらっしゃいました。
2018年、すずくり(suzukuri)最初のお仕事は「収納サポート」から始まりました。
年末にお引越しされたK様。
2014年、まだK様お一人暮らしのとき、渋谷区中心部のそれは素敵な高層マンションにお住まいでいらっしゃいました。
先日、ホームページからお問合せをいただきました豊島区S様。
「収納量については足りていると思うのですけれど、それが片づけやすい・暮らしやすいにつながっているのか不安になりご連絡いたしました。」とお問い合わせをいただきました。
来年、新築戸建が完成するご予定で、まさに今、図面が確定されようとしていらっしゃるタイミングです。
ご相談内容をおうかがいし「収納コンサルティング」のご依頼をいただきました。
事前に図面をいただき検証してみると、とても収納量も多く、中に入れられるご予定のモノもしっかり、建築士の方が図面に書き込まれていらっしゃいました。
今回は、私はあまり必要ではないかしら?と一見図面を拝見してそのように思いましたが、解読して、実生活に落とし込んでいくとやはり気になるところが少しずつ見えてきます。
事前に間取りと図面の検証をしてから、ご自宅にお伺いしてモノの量を把握させていただき、現在お困りな点や生活のクセのようなものを確認させていただきます。
ご自宅にお伺いする際には必ず「来客だから、と片づけたりせずに、日常のままを見させてくださいね。」とお伝えします。
そのほうが効果が高まります。
各部屋を見させていただき、再度間取り図面と立面図を拝見しながら、主には以下のようなことをご提案させていただきました。
◇実際に棚から荷物を下ろすときにそのスペースが足りているかどうか。
◇細長い収納庫にどのようにモノを納めるか。その中で重いものを持つときの体勢がどうなるか。
◇奥行のあるものを置くことを想定している棚、目的のもの以外はどのようにしたら収納しやすくなるか。
◇家具の配置に伴う配線の想定
◇ゴミ箱の位置
◇壁面収納の奥行
◇WICの使い方のご相談
◇クローゼット上部棚の奥行
などなど・・・。
奥様も収納庫内の棚の使い方のご提案には、「そのような考え方もあるのですね!目からウロコです~~~」ととても喜んでくださいました。
とても収納量も多く、デザイン性も高いお家。
あと少しのコツを足すとさらに住みやすく、
住んでから「こうしておけばよかった」ではなく⇒「こうしておいてよかった!!」と後悔のない愛着の湧く家になります!
間取りの収納検証や収納コンサルティングはすずくり(suzukuri)へ。
ご相談はこちらからどうぞ。
http://www.suzukuri-k.com/
先日、suzukuriも登録しているhouzzにて、興味深いセミナーを聴いてきました。
英国インテリアデザイン協会BIIDとhouzzによる共催セミナーで、BIIDに所属する日本人メンバー澤山乃莉子氏と英国人メンバーのトップデザイナー2名による「建築とインテリアデザイナーの協業」という内容。
それはそれは素敵な空間の事例をたくさん拝見することができました。
以下、登壇されていたGREGORY PHILLIP氏による邸宅です。
一見、ちょっと敷居が高いようにも感じますが、抱える悩みは意外に近しいものがあるのかも??と思えるお話でした。
建築とインテリアデザインは車の両輪のようにお互いに必要なもの。
建築ができて満足なのではなく、初めからインテリアデザイナーが先導することで、下地の有無や家具があと1cm入らない、ここに見せる収納が欲しい、などの建物ができてしまってからの悩ましい問題も解決でき、あとから困ることがないという話もされていました。
予算の都合上、最後の仕上げ(家具やカーテン、アート)などを施主が引き渡し後にする場面もあるようで、思うような仕上がりにはならなくなってしまい残念だったという話もありました。(日本のBIIDメンバーの過去のお話でしたが。)
表現が面白いな、と思ったのは、「インテリアデザイナー」と「インテリアデコレーター(コーディネーター)」の違いの説明。
それはひとつの家の屋根を外して、家自体をひっくり返して振ったとき、落ちてくるものをセレクトするのが「インテリアデコレーター」、落ちてこないものを決めるのが「インテリアデザイナー」と表現されていました。わかりやすいですね!
そう考えると私たちも「収納デザイナー」となるかしら??
日本の住宅事情の場合、ここに「収納計画」も大きく絡んでくるのではないかと思います。特に私たちはモノが多い民族なので、それを外しては間取りは決められないと思います。
実際に英国でも狭小住宅が多く、モノは徹底的に見直してもらうそう。
そしてどこに一番スペースを使いたいのか、どんな時間を大切にしたいか、来客の頻度はどのくらいか、どんな暮らしをしたいのか、そのための間取り構成やインテリアの方向性をかなり綿密に打ち合わせると話されていました。
インテリアデザインとは単なる装飾ではなく、そのすべてが含まれて建築となっていくのですね。
「ヒューマニストプロフェッショナル」という表現をされていました。
施工したインテリアデザイン、デコレーションは何年経過しても位置などが変わらずそのままに存在しているそうです。
さすがプロフェッショナルの仕事ですね!
今までのようには家が売れなくなる時代、お客様のこだわりもさまざまに高くなっています。
家が売れるとき、建築とインテリアデザイン、そして含まれる収納スペースの計画も。それは欠かせないものになっていくのだな~と改めて感じるセミナーでした。
朝晩、少し涼しくなってきましたね。
早く秋になってほしいな~と待ち遠しいこのごろです。。。
先日はリノベーションをされる方より収納コンサルティングのご依頼をいただき、カフェでお打合せをしてきました。
事前に図面とおおまかな持ち物やご趣味をヒアリングし、おおよその収納スペースに収まるものを想定していきますが、とても多趣味でBBQセットやガーデンニング用品など外で使用するものが多いようでした。
そんなご家族にうれしい収納は玄関横に作るクローゼット。
「玄関サービスクローク」とか、「土間収納」とか、と言われますね。
ご新築やリフォームの際にご希望される方が多く見られます。
元の図面はざっくりとこんな感じでした。
なぜか、リビングには押入れより少し大き目な収納・・・。
大容量なので、なんでも入ると設置されたのかもしれません。
あれこれと全体の収納量を把握して、下記に変更となりました。
リビングダイニング側からの収納を設置して、日常品や掃除用品などを収納するスペースに。
玄関側から使用できるウォークインを設置して、季節外の靴やBBQ、ガーデニング用品、防災用品やケース入りのペットボトルなど結構入るモノがあります。
パイプハンガーも取り付けて、先日のような台風のときにはレインコートなどを濡れたまま掛けられる場所があるとうれしいですね。
玄関のタタキより上に入れたくないモノって意外にあるのです。
家の顔となる素敵な玄関が、吹き溜まりのようになってしまっているお宅、ときどきお見かけします・・・。
リビングダイニング側の壁面にはお好みのアクセントクロスを貼ることに。
壁面がたくさん取れますので、そちらに造作家具で収納を補うことにしました。
適切な「収納」は「間取り」を変えます。
それはライフスタイルや収納全体の使い方、動線などを把握して初めて考えられることです。
新築や大規模リフォームの前には是非ご相談くださいね!