ビフォー&アフター 【目黒区O様邸】

先月、リフォームが完了しましたO様宅にて、カメラマンの方に依頼をして撮影に入らせていただきました。

とても素敵に撮影いただいたので、施工させていただいた箇所を記録としてこちらにも残しておきたいと思います。

 

【リビング】

 

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ご依頼のきっかけとなる最大のお悩みであった換気扇はマリメッコの壁紙を貼ったパネルの裏に。

エコカラットと棚を組み合わせて、通気を確保しつつ、いつでも目隠しができるようにしました。

 

 

【窓周り】

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カーテンをシェードにするだけでも、とても軽やかになりました。

 

【寝室】

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【トイレ】

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比べるとその違いが明確ですね・・・。

 

【玄関三和土】

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O様からのご感想もいただきました。

「暮らしていて『ちょっと気になる』ところが改善されて本当に良かったと思います。

リビングのエコカラットと棚の設置は自分では絶対に思いつかなかったですし、カーテンからシェードに変えてすっきりとしてとても良かったと思っています。

当初の予算よりオーバーしましたが、仕上がりにはとても満足しています!」

 

他にも網戸を取り付けたり、キッチンパネルを新しく入れたり、ソフト巾木を木の巾木に変えたり、ドアやドアノブを交換したり、と細かな部分も美しくなりました。

お写真からも見てとれるとおり、とてもホームステージングされましたね!!

O様、ありがとうございました!

 

すずくり(suzukuri)でお願いしているカメラマンさんもとても好評をいただいております。

ホームページや施工写真は3名の方々に撮影いただいています。

お好みの雰囲気のお写真がございましたら、ご紹介もさせていただいておりますので、お気軽にご連絡ください。

 

~*~片付く間取りと収納家具、収納コンサルティング・壁面収納・ホームステージングはすずくり(suzukuri)へ。下記からご依頼ください。~*~

http://www.suzukuri-k.com/

 

美しい収納家具と。

昨夜は収納家具のMolteni&Cの新作発表会を中心に、3件の展示会などに行ってきました。

1件目はスパイラルホールにて本日(2/10)まで開催されている「ててて見本市2017」へ。

 

ワクワクする雑貨が一同に集まり、100組の作り手によるものづくりの素晴らしさや作家さんの思いをカタチで見ることができました。

やっぱり「モノ」が好きだな~~~とつくづく。。。

バイヤー、ものづくり従事者・デザイナー向けのイベントなので、小売りはしておりませんが、興味深い展示会でした。

 

2件目はクリエーションバウマンの新作発表会へ。

 

五反田のデザインセンターから青山にショールームが移転されていて、今回、初めて伺いました。

優しい柄生地を見せるロールスクリーンや、多様な窓の形状に対応できる縦型バーチカルブラインドの展示などがされていました。

 

3件目はメインのMolteni&Cの新作発表会へ。

 

 

 

美しい収納家具にうっとりでした。

ホっと安らぐ色合いと仕上げの美しい造作。

金物の使い方や扉の開き方など、高級感が溢れていて眺めているだけでもお酒が進んでしまいそうな(笑!!)壁面収納やクローゼットでした。

モダンなのですが、不思議ととがりすぎた感じばかりではなく、どこか懐古的な雰囲気もある家具にも感じます。

ヨーロッパの趣のある雰囲気の家などはこのニュアンスが合いますね。

 

いつかご提案に取り入れたい家具のひとつです。

雪まじりな寒い夜でしたが、心熱くなるひとときでした。

 

 

機能性を持たせる壁面

先週末、O様邸のリフォームが無事にすべて終了しました。

最終的には修繕リフォームもメインになり、巾木の交換やドアノブ、ドア材の剥がれ補修、網戸の取り付けなどなど、細部にわたって日頃の「なんとなく暮らしにくい」という点を改善していきました。

最初はこちらの壁面をなんとかしたい、というご相談からのスタートでした。

なぜか、ダイニングの壁の真ん中に換気扇が。。。

ず~~っと気になられていたそうです。

換気口を小さくしてアクセントクロス、もいいのですが、下地の問題や湿気も気になる様子でしたので、調湿効果のあるエコカラットを取り入れました。

少し暗さを感じる壁面でしたが、パッと明るくなり、質感もとても気に入られたようです。

エコカラットの素材感が、さりげなく置かれた譜面台にも合うように感じます。(O様はオーケストラに所属されていて、お家でも練習されるようです。)

換気口は負圧の関係で塞いでしまうことはできないので、目立たないタイプに変えて後から額縁やファブリックパネルなどで隠すことができるように固定の飾り棚を設置しました。

棚板は位置やサイズなど、O様とあれこれマスキングテープを貼ってみたりしながら決めました。

 

 

お部屋のベランダ側にある2つの掃出し窓には、少し重量感のあるカーテンがかかっていました。

 

そのままでもいいのですが、打ち合わせを進めるうちに「カーテンも取り替えたい」ということになり、スッキリと窓枠内におさまるシェードにしました。

一緒にショールームに行き、大きなサンプルを見ながら決めました。

梁の下でもあるので、縦ストライプの効果で高さを感じられるようになったと思います。

 

 

玄関はご自分でDIYされ、コルクのシートが貼ってありました。

ちょっとブレていてごめんなさい。。。

 

こちらも気になられていらしたので、タタキの部分は石タイルに変更。

ソフト巾木も交換し、立ち上がりを高めにすることで、張り替えたばかりの壁の汚れも防止できます。

濃いめのフローリングの色にも馴染みのよいベージュ系の石をセレクトしました。

 

最初は壁面デザインのご依頼から始まったリフォーム。

最終的にはいろいろな場所を、お客様のご意向とお好みに合わせてご提案させていただきました。

ダイニングの壁面、カーテンからシェードへの交換、玄関、そしてトイレと寝室のアクセントクロス、いずれの場所もとても気に入られていらっしゃるとメールをいただきました!!

特に、エコカラットと棚を組み合わせた壁面は満足度が高かったようです。

エコカラットはとても機能的!!

湿度の高いときは吸湿し、乾燥しているときは放湿するという調湿効果だけでなく、消臭効果もあります。意外と家の匂いがこもりがちな玄関の壁面などにもオススメですよ。

 

 

自分の「好き」を集める作業

年内の収納サポートもあと数件となってまいりました。

一昨日お伺いしたお客様より、インテリアのご相談をいただきました。

なんだか家のインテリアが今の自分にしっくりこない。。。

収納サポートの途中経過でそのような声をよくお聞きします。

モノと向き合い、改めて家とも向き合って、見つめて、見渡してみると、その違和感を感じ始め、収納サポートからインテリアのご相談に移行していくこともとても多いです。

 

そこでぶつかるのは、これからどんなテイストのインテリアにしていきたいか。

一人暮らしや引っ越し、結婚などを機にインテリアを一新されるならば、一からすべて自分の好みに揃えられるのであまり問題はないのですが、これまで何十年もずっと過ごしてきている家のインテリアを変えていくのは少しハードルが高くなります。

まして、これまでインテリアには全く興味を持つことはなく、自分がどのようなテイストが好みなのかの方向性も見えていないと、希望や選択肢はより多くなるので難しいですよね。

インテリアはファッションほど早くはないですが、大きな流行があります。

それが順々に降りてきて、商業施設などにあるアパレルショップのインテリアなどでなんとなくその流れを感じとることができ、よく目にするとそれが自分の好みではないか、と錯覚してしまっている場合もあります。

 

「なんとなく部屋を簡単におしゃれにしたい!!」

 

そう思われる方ほど、その傾向は強いように感じます。

最近ですと、その錯覚を起こしがちなひとつ、「ブルックリンスタイル」などがわかりやすいかもしれません。

あまりスタイルに分類するのは得意ではないのですが、ニューヨークのアパートメントをイメージしているスタイルでしょうか。(*画像はHouzzより

 

レンガ調の壁紙にヴィンテージ風な家具をミックスして、壁には黒に白文字のロールサインのようなアートを取り入れ、照明もちょっとレトロな感じを。。。

アパレルなどもその雰囲気なお店がグンと増えましたし、商業施設にある雑貨屋さんや100円ショップなどでもこの雰囲気を作り出せるアイテムなどが揃っています。

目にする機会も多いですね。

 

でも、少し立ち止まってみたいのです。

「本当にそのスタイルが好きですか??」

流行で目にする機会が多いから、なんとな~く「好き」と思い込んで取り入れたいと思っていませんか。

 

インテリアには流行はあるけれど、そうそう買い替えるものではありません。

壁紙やファブリック、アートは変えられるのでいいのですが、家具は機能性を含み、大きな方向性を示すものも多いです。

大きな流れを感じつつ、しっかりと自分の「好き」を見極めてテイストを絞り込んでいかれるといいのではないかな、と思います。

目指すのは「自分らしい」と感じられるようなセレクトがその先にあるかどうか。

 

収納サポートに何回か入らせていただくと、お客様ご自身でいいモノ選びができるようになっていかれます。

ムダに買うことがなくなり、欲しいものの傾向がしっかりと現れてきます。

きちんとしっかり自分の「好き」を極めていくと、それは独自の「センス」となって上昇していきますよ。

suzukuriでは、この工程をとても大切に思っています。

モノで溢れているからこそ、そこから磨き上げた自分の「好き」はより真実を帯びていきます。

 

suzukuriでインテリアのご相談をいただく際には、お家をまるごと拝見している場合が多いので、ファッションや持ち物などからはもちろん、最近では家電や雑貨、ベッドリネンなどからも、お客様の好みのその傾向を把握してインテリアのご提案させていただくことができます。

最近は家電もファッションの一部となってきていますね。

 

通常はその把握をして、方向性を示すのですが、今回のご相談は、考えられているテイストの家具などをご紹介しつつ、少し立ち止まってみていただいています。

ご提案の前にそうお伝えするととても納得をされて、「suzukuriさんの言うように、インテリア雑誌やインテリアショップをもう少し見て自分の「好き」がどこにあるか、もう一度見直してみます。」とお客様。

お仕事をいただけるのはとても嬉しいことなのですが、終わったあとの満足感や暮らしをもっと大切にしたいと考えます。

錯覚に隠れている本当の「好き」がもう少し見えてくると、納得のいくインテリアが出来上がるのではないかと思いますよ。

毎日をその場で暮らすのはご自身ですので、絞り込まれた自分の「好き」を重ねて、過ごす場所がホっとして寛げる空間になるといいですね。

 

 

 

 

 

快適な毎日のために。【目黒区 O邸】

先日は年明けからスタートするリフォームの最終打ち合わせへ。

目黒区にお住まいのO様は築年数40年前後のマンションに暮らしていらっしゃいます。

O様が入居されてからは少し経過していますが、前に所有されていらした方が、壁紙などを張り替えていらしたので、それほどの年数は感じません。

けれども、部分的にちょっとしたことがストレスになっていらっしゃるようでした。

ドアノブの緩み(何度治しても緩んでしまう)、ドア框の剥がれ、幅木の浮き、網戸の取り付け・・・などなど。

そして最大の悩みはこちら。

なぜか、ダイニングの壁の微妙な位置に換気扇の存在が・・・。

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入居してから一度も換気扇を稼働させたことはないそうです。

負圧の関係ですべてをふさいでしまうこともできず、職人さんともいろいろ相談して、極力小さくすることにしました。

修繕リフォームがメインですが、そこにも可能な限りで材質のセレクトにこだわり、費用を抑えて、でも好みのポイントは取り入れながら、打ち合わせを進めてまいりました。

カーテンや壁紙のショールームを一緒にまわったり、

 

気になるデザインのサンプルを取り寄せて、総合的にお部屋の照明や日中の採光に合うかどうか、など検証しました。

最終的にこちらの組み合わせで決定しました。

 

FARROW&BALLさんのペイントや輸入クロスもところどころにアクセントで取り入れ、こだわりのスペースを少しずつ設けることになりました。

湿度も気にされていらしたので、エコカラットを貼ることで換気扇を塞ぐ部分の段差も解消し、対策を取りました。

異素材を取り入れることで、お部屋にリズムが生まれ、目を引くポイントになりますね。

トイレのアクセントクロスはこちらに。

工事のスタートは1月に。細かな修繕を含めて、全行程で2週間ほどを予定しています。

仕上がりは年明けになりますが、こちらでまた書かせていただきますね。