「How is Life?」を考える

空間デザイン心理学®︎のモニター様として、千葉鴨川の古民家再生に関わらせていただいたことから、都内から移住された様々な人々と出会い、棚田オーナーとなり鴨川に通っています。

その釜沼の棚田で起きていることを集約して知ることができる企画展を見てきました。「TOTOギャラリー・間」で開催されています。
How is Life?ー地球と生きるためのデザイン
2022,10,21 Fri〜2023,3,19 Sun

来年3月まで展示がありますので、是非お時間のある方は行かれてみてください。予約されるときに館長&スタッフの方の説明があるギャラリーツアーに参加されることをおススメします。

上記のサイトの中、4名のキュレーターが問いかける動画(上記の写真も)に出てくる釜沼の「天水棚田」に通っています。この場が構想している「小さな地球プロジェクト」についての過去の記事はこちらから。
まさに問いかけられるこの言葉は、環境問題や気候変動においてなんとなくみんなが不安に感じている未来への希望の光なのではないかな、と思う展示内容です。

乃木坂のビルの中に。

自分にできることは何か、大きなことはできないけれど何か貢献できることはあるはず。私は「田植えの経験」という作業を通して感じていることを大切にしたいと思っています。生産、消費、廃棄、これらによって生まれてくる弊害をちょっと変えることができるのかも、とか、キュレーターそれぞれが関わる海外都市で起きていることを含めて様々なアイデアが展示で表現されています。
生活や生きていくためにしていることで起こる矛盾をどのように折り合いをつければいいのか、壁は色々ありますよね。悩ましい。。。
そして自然の恵、その脅威、人間が生きているだけで地球に負荷をかけているのならば、少しでも知識や情報を得て今を良くする当事者となり、いいことにつながる経験をしていきたいものです。

そんな棚田へふたたび訪れました。先日は収穫祭へ。
初めて収穫したお米、そのお米で作られた「天水棚田」の日本酒が配布されました。

幻の日本酒と言われる「天水棚田」、柔らかくてほんのり甘くフレッシュ、まるで白ワインのような自然酒です。普段、お酒が呑めない人もこれならくいくい呑めるというくらい雑味がなくて美味しい。

収穫祭は日本酒が振る舞われ、お餅つきや太鼓の演奏などがあり、大盛り上がり。

お米は自宅の精米機で8分づきにして、土鍋で炊いていただきました。一粒一粒、味わいながら。

今回、棚田オーナーでお知り合いになった鴨川のお寿司屋「笹元」さんにも行ってみました。先代から引き継いだのはお嬢さん。お父様の横でずっとカウンターに立っていらしたそう。婿養子に入られたご主人が銀座で修行して、今はご夫婦でカウンター内に立たれます。女性が握るお寿司、シャリが小さめで繊細でした。お寿司が映える器や片口の酒器もお母様の作品。「安房鴨川駅」すぐ近くです。

古民家再生の過程も確認しつつ、来年も継続して通いたくなる美味しさです。鴨川にご縁が深くなり、ますます楽しみが増えました。

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