横浜・本牧のお花屋さん Vol,2

先日、オープンされたBAY SIDE FLOWER MARKETさんは毎週金・土曜日に開店しているそうです。販売されているゴロゴロラスク、ドライフルーツもりもりなパンも美味しいので是非。
前回の記事はこちらから「横浜・本牧のお花屋さん Vol,1」

昭和な雰囲気が残る丘の上の一軒家、どんな感じに店舗になっていったかをこちらに。
まずはBefore&Afterから。キッチンも背面のタイルも全て白に塗っていただきました。

入口のウッドデッキの色もいい感じに内装とリンクして、ぐっと店舗らしくなりました。ここは地面がガタガタだったので、レベルを出すために職人さんがとても苦労されたようでした。窓枠から戸袋まで塗ってくださったことに感謝!

職人さんの心遣いが素敵なのです。↓

4ReaLDesignによるロゴも2案の中から決まりました。打ち合わせのたびに私たちに伝わってきたマリコさんのイメージにぴったりです。

今回のプランニングにあたり、LDNメソッド™️(ライフナビメソッド)のヒアリング手法と空間デザイン心理学®︎で学んだ「提案の根拠」を大切にしました。

LDNメソッド™️の結果

個人情報なので詳細のチャート図はお見せできませんが、このヒアリングによってオーナーのマリコさんがこのアトリエで大切にしたいと思われている要素を短時間で知ることができました。
「癒しの場所であってほしい」
「自分に戻れる」
「活力が出る場所」
「自分が人生を生きている実感」
「存在価値を感じる場所」
「幸せを感じてもらえる人が増える」
「地域が活気づいてご縁が増える」
などなど、これからのありたい姿が鮮明に見えてきました。この場所で感じていたい感情と価値を大切に、そこから表出される望む状態をプランに反映しています。

レイアウトはこんなイメージで。

入口の角度(お客様の体の向きがお花に向かう→雑多になりがちな背後のキッチンに視線が行かない。人間は動物なので明るい方へ意識が向く、などを考慮)、大切なお花を見せる位置、その後ろの窓から明るい光へ向かって入る、回遊する楽しさ、お父様の絵画・原風景、などの根拠をもとに配置をしました。

あとは内装材のセレクト。今回もたっぷりFarrow&Ballのペンキをセレクトしています。Instagramもされているので、イメージの異なるフォトスポットができるように左右塗り分けて2色使いに。片側はシャンペトルなイメージを高める要素として薄いピンク系(#267 DOVE TALE)に、もう一方は入口の開口も広く、日差しがいい感じに入るので、少し濃いめの紺色(#31 RAILINGS)に。紺色は置かれた花々も映えるように感じます。

懐かしさを感じるアイテムはなるべく活かして使う方向に。照明部分の天井クロスはマリコさんの好みの中からベストな1枚を選定。微妙に全ての色味の要素が入り混じり、空間を〆めてくれています。

今回のプロジェクトでは空間デザイン心理学®︎の手法をたくさん取り入れて、自分自身に新たな引き出しができたようにも感じます。また、この根拠はご自身の中から表出されてきたことなので、クライアント様にもしっくりきている様子が感じられました。

「空間は意志よりも強く人生に影響する」(空間デザイン心理学®︎より)、まさにその通りだと思います。この空間を通して、マリコさんの人生がこれまで以上に自分らしくキラキラと輝いていきますように。

開業・開店、おめでとうございます!!

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