寝室とWICの生活動線

最近の間取りでは、寝室と別にファミリークローゼットや1Fのリビングのとなりに大きなクローゼットを配置したり、と住む人の要望をしっかり取り入れる収納スタイルが増えてきているな、と感じます。

少し前に完成した【横浜市 Y様邸】
寝室リフォームプランと造作家具のご依頼をいただきました。

リフォームは家を建てられた会社にて行い、すずくりではそのプラン提案と素材選び、収納のお手伝いさせていただきました。
ご夫婦の寝室とWIC(ウォークインクローゼット)、一部にご主人様の書斎も兼ねています。
お仕事柄、書類も多く、趣味の映画鑑賞のDVDもたくさんありましたので、収納量をしっかり考慮したリフォームをされたいご希望でした。

プラン前の現状はこちら

①~③は婚礼箪笥。リフォーム後もそのまま使用したいとのことで、厳密な採寸が必要です。
奥には布団などが置ける棚があり、どうしてもモノが溜まりやすい場所となっていました。

紆余曲折、書斎を移動した場合のパターンや壁をそのままにする案などいろいろ検討した結果、下記のプランで最終決定。

最終プラン:

 

使い続けたい婚礼箪笥もしっかり並び、デスク周りも広々として、とても効率のよい動線となりました。

ゆったりと過ごしたい寝室

一日の疲れを癒し、ゆったりと過ごしたい寝室。
現状のままではクローゼットへの出入りはしにくく、そのままのほうが便利だから、と開けっ放しになりがち。。。
「寝室だから、扉は要らないかな」と言われる方も多いのですが、寝室からクローゼットの中が丸見えというのはなんだかノイズが多く感じられて落ち着かなくなります。

図面上の動線だけではわからない

寝室側からの動線を優先するのか、廊下側からの動線を優先するのか、なかなか図面上だけでは判断が難しいところです。
起きてすぐに洋服を選びに行くことが多いのかどうか、洗濯物を片付けやすくするのか、このままでは動線も長く、奥まった収納は混沌としがち。

奥様のご要望、暮らし方を考慮して、「片付けやすさ」を優先することで、選択肢は広がりました。
もともと布団はあまり置いていなかったので、奥の布団棚も不要になり、廊下側からにWICの出入口を変え、掛ける衣類の収納を増やしたことで、洋服を選びに入る、洗濯モノを片付けに入る、の両方ともが結果的にとてもスムーズになりました。

ヘッドボードと壁面収納

オーダー収納は自由にプランできるので、たくさんのDVD,本、その数量を容積でカウントして、ヘッドボードと連結したL字の壁面収納に入るように収納設計をしました。ヘッドボードには間接照明を組み込み、配線の位置も最後まで綿密に打ち合わせを重ねました。TVボードにも収納たっぷり。

全体的なカラースキムはこんな感じにまとめて。

最終完成後の写真はまだ撮れていないのですが、小物類が揃ったら再訪予定です。
ペンキ塗りもして、間接照明があたるといい感じに仕上がりました。

これまでインテリアに興味がなかったご主人様もとても気に入ってくださり、ご自身のDVDを率先して収納されたり、壁面に飾るモノをセレクトをしたい、と今ではご夫婦でインテリアをとても楽しまれているようです♪

 

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