初任給で椅子を買う北欧の国・・・インテリア

世界幸福度ランキングで常にトップに入る北欧の国々。(ちなみに、日本は何位だと思いますか?答えは最後に。笑!!)

「ヒュッゲ」という言葉も聞き慣れてきましたね。

北欧家具はインテリア全般に多くの影響を与えていますが、中でも「椅子」は時代とともに世界中に大きな影響を与えるデザイナーが多く、憧れます。

3年前に訪れたフィンランドの記事も久しぶりに読み返してみました。

「北欧インテリア探訪~その2チェア編~」

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その美意識や世界観を体験する・・・インテリアショップ探訪

なんだか久しぶりのブログ更新となってしまいました。。。

みなさま、どのような夏をお過ごしでしたか??

残暑も厳しいようですが、体調には気をつけて終盤も乗り越えてまいりましょう。

 

少し前のことになりますが、先日、インテリア産業協会主催のARMANI CASAの勉強会に参加してきました。

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自分の「好き」を集める作業

年内の収納サポートもあと数件となってまいりました。

一昨日お伺いしたお客様より、インテリアのご相談をいただきました。

なんだか家のインテリアが今の自分にしっくりこない。。。

収納サポートの途中経過でそのような声をよくお聞きします。

モノと向き合い、改めて家とも向き合って、見つめて、見渡してみると、その違和感を感じ始め、収納サポートからインテリアのご相談に移行していくこともとても多いです。

 

そこでぶつかるのは、これからどんなテイストのインテリアにしていきたいか。

一人暮らしや引っ越し、結婚などを機にインテリアを一新されるならば、一からすべて自分の好みに揃えられるのであまり問題はないのですが、これまで何十年もずっと過ごしてきている家のインテリアを変えていくのは少しハードルが高くなります。

まして、これまでインテリアには全く興味を持つことはなく、自分がどのようなテイストが好みなのかの方向性も見えていないと、希望や選択肢はより多くなるので難しいですよね。

インテリアはファッションほど早くはないですが、大きな流行があります。

それが順々に降りてきて、商業施設などにあるアパレルショップのインテリアなどでなんとなくその流れを感じとることができ、よく目にするとそれが自分の好みではないか、と錯覚してしまっている場合もあります。

 

「なんとなく部屋を簡単におしゃれにしたい!!」

 

そう思われる方ほど、その傾向は強いように感じます。

最近ですと、その錯覚を起こしがちなひとつ、「ブルックリンスタイル」などがわかりやすいかもしれません。

あまりスタイルに分類するのは得意ではないのですが、ニューヨークのアパートメントをイメージしているスタイルでしょうか。(*画像はHouzzより

 

レンガ調の壁紙にヴィンテージ風な家具をミックスして、壁には黒に白文字のロールサインのようなアートを取り入れ、照明もちょっとレトロな感じを。。。

アパレルなどもその雰囲気なお店がグンと増えましたし、商業施設にある雑貨屋さんや100円ショップなどでもこの雰囲気を作り出せるアイテムなどが揃っています。

目にする機会も多いですね。

 

でも、少し立ち止まってみたいのです。

「本当にそのスタイルが好きですか??」

流行で目にする機会が多いから、なんとな~く「好き」と思い込んで取り入れたいと思っていませんか。

 

インテリアには流行はあるけれど、そうそう買い替えるものではありません。

壁紙やファブリック、アートは変えられるのでいいのですが、家具は機能性を含み、大きな方向性を示すものも多いです。

大きな流れを感じつつ、しっかりと自分の「好き」を見極めてテイストを絞り込んでいかれるといいのではないかな、と思います。

目指すのは「自分らしい」と感じられるようなセレクトがその先にあるかどうか。

 

収納サポートに何回か入らせていただくと、お客様ご自身でいいモノ選びができるようになっていかれます。

ムダに買うことがなくなり、欲しいものの傾向がしっかりと現れてきます。

きちんとしっかり自分の「好き」を極めていくと、それは独自の「センス」となって上昇していきますよ。

suzukuriでは、この工程をとても大切に思っています。

モノで溢れているからこそ、そこから磨き上げた自分の「好き」はより真実を帯びていきます。

 

suzukuriでインテリアのご相談をいただく際には、お家をまるごと拝見している場合が多いので、ファッションや持ち物などからはもちろん、最近では家電や雑貨、ベッドリネンなどからも、お客様の好みのその傾向を把握してインテリアのご提案させていただくことができます。

最近は家電もファッションの一部となってきていますね。

 

通常はその把握をして、方向性を示すのですが、今回のご相談は、考えられているテイストの家具などをご紹介しつつ、少し立ち止まってみていただいています。

ご提案の前にそうお伝えするととても納得をされて、「suzukuriさんの言うように、インテリア雑誌やインテリアショップをもう少し見て自分の「好き」がどこにあるか、もう一度見直してみます。」とお客様。

お仕事をいただけるのはとても嬉しいことなのですが、終わったあとの満足感や暮らしをもっと大切にしたいと考えます。

錯覚に隠れている本当の「好き」がもう少し見えてくると、納得のいくインテリアが出来上がるのではないかと思いますよ。

毎日をその場で暮らすのはご自身ですので、絞り込まれた自分の「好き」を重ねて、過ごす場所がホっとして寛げる空間になるといいですね。