住宅は芸術!もひとつのスタイル・・・「日本の家」東京国立近代美術館

涼しい・・を通り越してちょっと寒いと感じてしまうような9月の始まり。

今日は爽やかな一日でしたね。

先日、東京国立近代美術館で開催されている「日本の家 ~1945以降の建築と暮らし~」の展示を見てきました。

 

打ち合わせの前に立ち寄ったのですが、1時間ぐらいで見られるかな~~~、そのあとちょっとお茶でもして・・・なんて呑気に見ようと思っていたら、あまりの見応えに時間がなくなりびっくりしました。

 

展示は、

戦後、1945年~現在に至るまでの住宅の変遷や歴史、材質の変化・・・。

特に面白かったのは、建築家 黒川紀章氏の代表作「カプセルタワー」ができるまでのムービー。

インタビューの様子や建築現場の様子、そしてあの丸い窓ガラスには斬新なアイデアのシェード?が付いていました。

 

町屋の新しい発想、エコロジーに特化した住宅、家族の在り方の変化、

実際のたっくさんの模型、

模型を横目に、それが完成したお住まいに暮らす人々の経緯や感想のムービー、などなど。。。

 

ひとつひとつが興味深く、とても見入ってしまいました。

多くの建築家の方にとって「家」は芸術作品のよう。

こだわりを持って家を建てたい人々は、その作品に惹かれ、実績を見て、施主は依頼をされます。

多くの実績を熟考し、依頼に際して人柄を確かめ、個々の要望を伝え、カタチになっていきます。

 

収納設計やプランニングで「収納の充実した家はこうあるべき」とか、「効率のよい動線とは?」ということばかりにここのところ注目していたので、そのムービーの中で話される会話はとても新鮮に感じました。

ヒトやモノに合わせて間取りを決めていくのか、家に自分を合わせていくのか、

ムービーを見ている限りでは後者の方が多かったように感じます。

それもとても楽しそう!

 

新築の家に住みはじめたときから家の価値が下がっていく日本。

イギリスなど、海外では家の価値は逆に年月が経過していくほど価値が上がっていくと聞きます。

建築家の方が設計する家は、その価値が上がっていくものも多く見受けられますので、是非、そのような家も増えていってほしいですね。

 

東京国立近代美術館 「日本の家 ~1945年以降の建築と暮らし~」

~10月29日(日)まで。

 

外国人の方も多く、平日でも次から次へと人が入っていました。

ゆったりと時間が取れるときに行かれることをオススメします。

 

 

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